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 三丁目の夕日
   監 督 :山崎 貴
   出 演 :吉岡秀隆、堀北真希、小雪、堤 真一、薬師丸ひろ子
   ジャンル:ドラマ
   2005年  日本


 西願良平のマンガが原作です。
 シリーズで3作つくられてますね。

 
注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 六子(通称ロクちゃん 堀北真希)は、集団就職で鈴木オート(社長:鈴木敏文=堤真一)にやってきます。

 茶川隆之介(吉岡秀隆)はどさくさ紛れに何の血縁もない古行淳之介(須賀健太)を引き取ります。
 このロクちゃんと鈴木オート社長、向かいの古行と茶川、古行と飲み屋のねーちゃん(小雪)の関係をもとに話が進んでゆきます。


【感想】
 ヒット(大ヒット?)でしたね。
 昭和時代を背景の人情話です。



金が無くて、指輪のケースしか買えなかった古行。
でも、ちゃんとそれでプロポーズする。
それに小雪は手を出して「ちゃんとはめて!」と答える。
私の好きなシーン。

 監督さんは元々はVFXの人だったようです。
 ミゼットや家電製品は当時の物を集めたようですが、それよりも人々の心の中にあるイメージ的情景を大切にして描き、丁寧な背景が高い評価を得たようです。
 私は、当時生まれていたはずですが東京タワー完成なんて何の記憶もありません。
 夕ご飯時、主役は食卓の横の真空管ラジオでした。(ラジオからは「赤胴鈴之助」や「黄金孔雀城」が流れてました。)
 テレビや蛍光灯の登場は、ちゃんと覚えてるのに? (テレビは近所に見に行ってたみたい。)

 邦画が得意そうなドラマですが作りが良いんでしょう、最後まで飽きずに見られました。


 


  2020.06.    ................ 傑作映画館の目次ページへ